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用語解説

南洋材広葉樹合板 (ラワン合板)

一般に熱帯・亜熱帯産広葉樹産の合板を「ラワン合板」という俗称で呼ぶことが多いですが、現在この「ラワン材:フタバガキ科の樹種でフィリピン産」は全く入荷していません。インドネシア/マレーシアで同類の樹種はメランティ・セラヤと呼ばれており、「ラワン合板」の多くにこの樹種が使用されています。しかしながら、現在輸入されている「ラワン合板」に使用されている南洋材広葉樹の樹種は多岐にわたっており、代表的なものでも; フタバガキ科 :メルサワ、アピトン/クルイン、カポール、ホワイト・レッド・イエロー メランティ、セランガンバツ、ゴニスチル科 :ラミン、 オトギリソウ科:ゲロンガン、 マメ科:シタン、メルバウ/クイラ、メンガリス、ケンパス、ファルカタ、 モクレン科 :チャンパカ、 ノボタン科:ジョンコン、 フトモモ科:カメレレ 等々、枚挙に暇がありません。

さて、ラワン合板の定義を著述した公的文献は少ないですが、1967年に農林省農林経済局が監修した文献「(合板の)輸出検査基準の解説」の中の「適用の範囲」に:
I.標準合板
2.この基準でいうラワンとは、二葉柿科(Dipterocarpaceae)のラワン類を主な対象とするが、同科に属するマンガシノロ属、ギホー類、ヤカール類、マンガチャピィー類、ナリグ類、アピトン類、カポール類、およびパロサピス類ならびに同科以外のピンタンゴール類、ルンバヤオ類、ラミン類等の熱帯、亜熱帯産広葉樹をいう。という記述があります。
また、井上書院の「木材・樹木用語辞典」(木材・樹木用語研究会[編])には:
ラワンごうはん[−合板] 正確にはフタバガキ科のラワン(メランチ,セラヤを含む)を原木として作られた合板をいうが,南洋材(インド,インドシナ半島,フィリピン,インドネシアにかけて産出される木材)を原料として作られた合板の総括的な名前として用いられることが多い。という記述があります。
■以上をもって、弊社では「ラワン合板」と言うものを、「南洋材広葉樹合板」と置き換えて考えております。
□近年、ファルカタ等植林木合板が開発・流通するようになっていますが、農学博士の神谷文夫氏(森林総合研究所フェロー)も、上記の解説・辞典の内容から、インドネシア・マレーシアの植林木「ファルカタ」で生産される『「ファルカタ合板」も広義にはラワン合板の一種であろう』という見解を示しています。
尚、最近の分類では、ファルカタ、ユーカリも含めたフェアウッドのHPが詳しいのでご参照ください。
http://www.fairwood.jp/woodguide/search/list.html